卸売業向け販売管理システム
WORKS
卸売業向け
販売管理システム
オートメーション化と電子化で作業量とコストカットの実現へ
手間のかかる作業をオートメーション化することにより、作業量の大幅カットを実現。
またピッキングリストの作成に使用していた紙をすべて電子化させ、紙の消費量も大幅に削減。経費も同時にカットすることに成功しました。
従業員がより快適に作業できるようになる他、製品の購入者に対しても迅速に製品をお届けできるようになるなど、実に大きな成果を挙げることができたのです。
システム改修の背景
2019年に働き方改革関連法案の一部が施工され、現在「働き方改革」は企業にとって重要な経営課題として一般的に認知されています。
この改革は、従業員が個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を自分で選択できるようにするための改革です。
一方、企業は利潤追求を目的として、売上向上を日々目指していく必要がありました。
売上向上を目指して活動すれば、当然、こなすべき業務が多くなり、従業員一人当たりの作業量は増加傾向になるため、今までは問題無くこなせていた業務が同時間内ではこなせず、 残業でカバーしたり、新たに人材を投入する必要がでたりと、企業とその従業員両方に様々な負荷がかかることとなります。
また、近年は、新型ウィルスによる影響でニューノーマル時代が叫ばれる中、これまでの働き方が大きく見直されるタイミングです。
それらのことから、今回のシステム開発は従業員満足度と労働生産性を高めて企業売上向上に導くことを目標とし検討を進めていきました。
【働き方改革のポイント】
- 従業員一人当たりの労働生産性の向上
- 離職率の低下、採用強化
- 従業員満足度の向上
そのためには、今までの業務を見直し、業務効率化を実現する必要がありました。
【業務効率化の検討ポイント】
- 業務をなくす(少なくする)
- 優先順位を決める
- 自動化する
- 業務マニュアル・フローチャートの作成
- データベース(システム)の活用
- 業務のスピードアップ化 など
今回のシステム開発では、上記ポイントを踏まえ業務効率化につながると思われるポイントについて検討し、開発を行いました。
取組み
受注
ECサイトのネット注文などは、これまで作業をする人がECサイトの管理画面へログインし注文データをダウンロード、その後システムへ取り込む形を取っておりましたがRPA(Winactor)を導入し、人が行っていた作業を全てロボットが実行できるように構築いたしました。
FAXでの注文については、AI-OCR(smartread)を導入し、届いたFAXをAI-OCRで自動で読込・解析し、受注データに変換します。
解析結果の目視確認のため、作業する人の数をゼロには出来ませんが、これまで入力にかかっていた時間を大幅に削減することができました。
ピッキング
紙帳票として出力していたピッキングリストを止め、全てのピッキング指示データを大画面のHT端末(KEYENCE BT-A500)に表示させ処理を行うように改善。
これにより、紙への印刷が大幅に削減されました。
またピッキング指示やピッキング結果がデータ化されたことで指示の変更や現在のピッキング状況などをリアルタイムに確認することができるようになりました。
売上
ピッキングがHT端末を活用した運用方法に変更になったことに伴い、この売上入力の作業では紙帳票をゼロで運用できるようになりました。
また紙帳票の受渡しが無くなったことで、人が移動する時間も減り作業効率アップを実現。
また、全てがデータ化されたことでリアルタイムにデータを処理することができるようになり、これまでは納品書を渡されてから荷造り作業を開始していましたが納品書の受渡しを待たずに作業を開始できるようになりました。
出荷
これまでは紙帳票の納品書を見ながら荷造りをし、送り状の発行・貼付を行っており、納品書と送り状の出力タイミングが異なっていました。
そのことが原因で、送り状の貼付け間違いなどが発生する状況が発生していたようです。
今回のシステムでは、荷造りの指示はHT端末に表示し、送り状と納品書を同時に出力するようにシステムを改修。
同時出力にすることで納品書と送り状の不一致の発生を防止しました。
また、作業の見える化の一環として荷造り・出荷を行う出荷スペースや、受注業務を行う事務所に大画面のモニターを置き、その日に出荷を行わなければならない伝票数・アイテム数を見ることのできる機能を作成しました。
効果
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